ここまでくるのには大変な道のりだったのですね。
今当然のように読み書きできることのすばらしさが分かりました。
当用漢字とは、1946年(昭和21年)に内閣から告示された漢字の全廃を目的に全廃まで当面使用できる漢字表に掲載された1850字の漢字を、狭義には指す。広義には、関連するいくつかの告示を総称する。同表では、使用頻度の低いとされた漢字が排除され、公式文書やメディアなどで用いるべき漢字の範囲が示された。
従来、複雑であったり多様であったりした字体を簡素化する試みも、一部の文字で行われた。ただ、中国の簡体字のように漢字の構成要素ごとに体系的に変更を行なうのではなく、慣例を参考に個別の文字を部分的に略字化しただけであった。
漢字の読みを制限する試みも行われたが、当初の制限は「魚」の読みを「うお」に制限し「さかな」の読みができなくなるなどの不合理が散見され、一度改訂されている。
今日見られる「まぜ書き」の問題も、同表に端を発する問題である。同表によれば、当用漢字で書けない言葉は言い換えて表現することになっていたが、実際には漢字をかなで書いただけで元の言葉が引き続き使われる事がかなり多くあり、漢字とかなの「まぜ書き」が多数生ずることとなった。顕著な例としては「改ざん」「破たん」「隠ぺい」「漏えい」「覚せい剤」などがある(「まぜ書き」を用いずに全て漢字で表記した場合はそれぞれ「改竄」「破綻」「隠蔽」「漏洩」「覚醒剤」となる)。これら「まぜ書き」は法律でその使用が定められているわけではなく、随筆や小説などの文学ではほとんど用いられないが、一部の大手新聞社やテレビ放送局などのマスコミは、それぞれの業界団体を通じて政府の指導に従い、特に「まぜ書き」表現を多用している。マスコミがこうした「まぜ書き」を使用する理由としては、文面を読みやすくすることによって購読者や視聴者を獲得するという戦略があげられる(極端な例としては、低学年にも分かりやすいように常用漢字さえも「まぜ書き」の対象としているテレビ番組がある)。また当用漢字制定当時には、戦前から行われていた難読字のルビ振りが当時の活版印刷においては組版作業のコスト増大を招いていたことから、漢字制限・漢字撤廃がこれらのコストの低減に役立つという経済的理由もあった(新聞各社は当用漢字の導入と同時にルビを廃止している。漢字の字数も読みも制限されていれば、振り仮名は不要である、という理屈である)。実際、国語審議会の動きには新聞社など大手マスコミが大きく関わっていたといわれている。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)
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